スイングアームにもショックアブソ-バにも一切ベアリングは使われていませんでした。なので、この作業は全く必要ありません。やるだけ無駄です。
【使用した工具類】
洗車道具、ジャッキ、2~3mm厚のゴム板、ぼろ布、100円のステンレストレイ、歯ブラシ、使い残しのオイル、マルチグリス
12-14と17-19のメガネレンチ、19mmの十字レンチ、8と10と14のT字レンチ、2番のプラスドライバー
5と6のHEXレンチ、10-12のレンチ
【ドライブスプロケットカバーを外す】
赤丸のボルトを外してカバーを外します。
【キャップを外す】
スイングアームピボットシャフトを隠しているキャップを外します。
【ナットを緩める】
車体右側のキャップも外し、スイングアームピボットシャフトを固定しているナットを19のソケットとブレーカーバーで緩めます。
【ショックの上側】
シートとリアカウルを外し、車体右側の穴から14のT字レンチを入れてショックの上側のボルトを緩めます。
【ショックの下側】
右のボルト側に14番のメガネ、左のナット側に17番のメガネをかけ、ナット側を緩めます。
【チェーンの張りを緩める】
10番のレンチでナットを緩めます。
【アクスルシャフトを緩める】
右のシャフト側に14、左のナット側に19のメガネを掛けてナット側を緩めます。
【サイドスタンド】
サイドスタンドの下に3~4cmの台を置き、車体が傾き過ぎないようにします。
不安定になるので気をつけてください。
【ジャッキアップ】
ジャッキの皿にゴム板を載せ、マフラーが車体に固定されているあたりでジャッキアップします。
【チェーンガード】
左ペダルを外します。
赤丸のボルトを外してチェーンガードを後ろに引き、スイングアームから外します。
【ブレーキホース】
ブレーキホースを固定しているネジを外し、スイングアームからリアブレーキキャリパーを外せるようにします。
【チェーンを外す】
リアタイヤを前に動かし、ドライブスプロケットからチェーンを外します。
【リアタイヤを外す】
ドリブンスプロケットからチェーンを外し、アクスルシャフトを外してリアタイヤを外します。
リアブレーキキャリパーはマフラーに掛けておきます。
【ショックを外す】
ショックからボルトを外し、車体から取り外して洗います。
水分は綺麗に拭き取ってください。
【スイングアームを外す】
スイングアームピボットシャフトを外し、車体からスイングアームとチェーンを取り外します。
【チェーンを洗う】
外したチェーンをトレーにいれ、オイルをかけて歯ブラシで洗います。
カシメてある新しいチェーンと交換しても良いでしょう。
【ショックのグリスアップ】
あれ?ベアリングは?
グリスアップしようにもゴムブッシュしかないので、せめてショックの右側から穴の中にグリスを入れます。
上下とも入れたら、上側を車体に仮止めします。
【スイングアームを洗う】
スイングアームを洗って綺麗に水分を拭き取ります。
【スイングアームのグリスアップ】
あれ?ベアリングは?
グリスアップしようにもゴムブッシュしかないので、せめてスイングアームの左側から穴の中にグリスを入れます。
写真は逆側ですね。
【シャフトのグリスアップ】
スイングアームピボットシャフトにグリスを付け、全体に塗り広げます。
【スイングアームの装着】
スイングアームにチェーンを通し、車体に仮止めします。
その後ショックの下側とスイングアームを仮止めします。
【チェーンガードの装着】
チェーンガードの爪をスイングアームに固定し、ボルトで固定します。
【リアタイヤ】
オイルをつけたぼろ布でドリブンスプロケットを清掃します。
矢印のスペーサーも外して清掃し、もと通りに付けます。
【リアブレーキキャリパー】
リアブレーキキャリパーの穴にグリスを入れ、スイングアームに付けます。
ドリブンスプロケットにチェーンをかけ、タイヤを装着します。
【ドライブスプロケット】
ドライブスプロケットにチェーンをかけます。
【アクスルシャフト】
アクスルシャフトを一旦固定し、ジャッキを下ろします。
ショックの上下とスイングアームピボットシャフトを固定し、リアカウルとシートと左ペダルを装着します。
最後にチェーンの張り調整をしておしまいです。