ガッツのあるページ

1万キロ走ったので、フォークオイルを交換しました。廃油はどどめ色。

【使用した工具類1】

廃油パック、#10のフォークオイル、計量カップ、ジャッキ
ブレーカーバー、6番のHEXレンチ、2番のプラスドライバー、小さいマイナスドライバー
12-14と17-19のメガネレンチ、8番のT字レンチ

【油面調整SST】

50ml以下のシリンジ、タミヤの3㎜パイプ(玩具屋や模型屋で売ってます)、内径3㎜のチューブ10㎝(ホームセンターで売ってます)。
パイプを15㎝に切り、端から131㎜の場所に印を付けて、パイプ+チューブ+シリンジと組み合わせます。
もちろん市販品を買ったほうが楽で精度も高いです。

【使用した工具類2】

コンクリートブロック等、物を置く台、ボロ布
油面調整SST、水平器、30番のコンビレンチ

【センターナットを緩める】

30番のコンビレンチでセンターナットを軽く緩めます。
左右のハンドルと、ミドルカウル、アンダーカウルを外します。

【フロントフェンダーを外す】

両側の黄丸のボルトを外し、フロントフェンダーを外します。
キャリパーを固定しているボルトと、ホイールを固定しているナットを緩めます。

【バンドを外す】

小さいマイナスドライバー等で矢印の爪を解除し、左右計4本のバンドを外します。

【アンダーブラケットを緩める】

左右のフォークを固定している下側のボルトを緩めます。

【ジャッキアップ】

この位置にジャッキをかけ、フロントを上げます。

【ホイールとキャリパーを外す】

ホイールとキャリパーを外し、キャリパーが邪魔にならないようにします。

【フォークを外す】

フォークの突き出しの目印を付けます。が、すぐに剥げてしまうのであまり意味はないかもしれません。
赤丸のボルトを緩め、左右のフォークを外します。
緩めた瞬間下に落ちないよう、下側を支えながら緩めます。

【フォークを洗う】

とりあえず洗っておきます。

【キャリパーなどの保持】

ブレーキホース等に余計なストレスがかからないよう、台の上に載せておきます。

【フォークの分解】

インナーチューブを手でもち、17番のメガネでキャップを外します。
外れた瞬間バネの力で飛ぶので、手で押さえながら外します。

【古いオイルを捨てる】

何度かストロークさせながら古いオイルを排出し、逆さでしばらく放置して古いオイルを抜きます。

【新しいオイル】

まず100cc程度をフォークに入れ、何度かストロークして内部を洗浄し、オイルを捨てます。
次に210cc程度をフォークに入れ、何度かゆっくりストロークしてからキャップを締めます。

【フォークを立てる】

フォークをブロックの穴に入れてボロ布などでスペースを埋め、1~2時間程度放置してオイルを落ち着かせます。

【油面調整】

キャップを外して何度かゆっくりストロークさせて気泡が出ないことを確認します。
一杯に縮めて布で位置決めをしながら前後左右の水平を出します。
水平が決まったらSSTの印を付けた場所とフォークの上端を合わせ、シリンジで余分なオイルを吸い取ります。

【フォークの組立て】

フォークの中にバネ(ピッチの狭い方が下)、ワッシャ、スペーサの順で入れ、キャップを締めます。

【組み付け】

フォークを車体に付け、ハンドルをフォークに固定して突き出し量を調整し、上側のボルトを締めます。
ホイールとキャリパーを組み付け、ジャッキを下ろして本締めします。
車体を起こしてブレーキをかけながら何度かフロントを押して馴染ませ、フォークを固定している下側のボルトとセンターナットを締めます。
フォークにケーブルをバンドで固定し、ブレーキホースをフォークに固定し、フロントフェンダーとカウルを取り付けて完成です。